2008年05月02日

すぐできる審判改革

最近審判について周囲が「うるさい!」
…失礼しました。


西村氏の「死ね」発言も然り、先日の川崎戦では祐三に加えてチュンソンにも赤紙、しかも出した主審は僕が個人的に応援している村上伸次さん…切ないのである。

しかしまあこれほど審判問題が繰り返し何度も叫ばれているのに、Jリーグも協会も一向に腰を上げようとしない。
このままだと、そのうちストライキに発展するのではあるまいか、マジで。

明日のジェフ戦にしても、主審が誰であるかが気になってしまうというのは、あまり健康的な状況とは言えない。


審判問題の根源的なところは、その不透明さにある。
ジャッジの基準にしても、問題が起こったときにどう対処しているかも、全部密室で決められて、わからない。

じゃあ、透明さを出すにはどうすればいいか。審議手続きの公開?あるいはラグビーみたいに審判にマイクを持たせるか?
どっちも一朝一夕にはできないだろう。

まず、審議の内容をオープンにするなら、とっくにやってる。それができないのは、体質としか言いようがなく、それはすぐには変えられない。第一、諸規約の改正が必要になる。
審判にマイクをつけさせるのは、一つに設備投資の問題、もう一つには選手側の言葉も汚すぎてとても公開できないという事情もあるらしく、これも難しい。

ではどうすればいいか?
もっとも簡単な方法がある。

試合後に、審判が記者会見すること。そこで試合の総括をすればいい。

これによって、その審判がどういう基準でジャッジをしているかがわかる。また審判自身も、自ら試合の総括をすることから、一つ一つのジャッジにより責任を感じて笛を吹くだろう。

審判とは、いわば「一番近くで見ている専門家」である。その話を毎試合聞くというのは、専門家の視点ではどう判断されるのかを知るいい機会になる。
また審判にとっても、批判されるだけでなく自ら口を開いて話せる機会ができるのはいいことだと思う。

やろうと思えば明日からでもできる。記者会見が無理ならインタビューでもやっていただけないだろうか>スカパーさん

posted by SUN'S SON at 23:38| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月27日

友よ

友よ

寒くないか
寂しくないか


今日僕たちは勝てなかった
それは悲しいことだけど
また前を向くから気にするな


時計を止めて待っている
日立台に集う友の そう 君のために時計を止めておく

君がまた日立台に帰ってきたら また時計を動かそう


もし帰れなかったときは


覚えていてほしい
今でも君の身を案じている人がいることを

それが君の未来の礎になるから



posted by SUN'S SON at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月26日

今できること

公判請求や確定するまでは軽々しいことを言うべきではない。

それでも動揺は広がっている。


今できる最大限のことは、

勝つこと。
勝たせること。


スタジアムで後押しする。
画面の前で念を送る。
それも不可能ならば、魂だけでも等々力に。

僕は今日三番目を選択せざるを得ないのは残念だが、気持ちはずっと送り続ける。

みんなもできる範囲で最大限のことを。

それが今もっとも大切なこと。
posted by SUN'S SON at 08:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月24日

続・地域リーグ決勝大会出場チーム算出シミュレーション

前回とは違うケースで考えてみる。

前提条件は前回と同様以下のとおり。

/////前提条件/////
北海道1位:ノルブリッツ北海道  北海道2位:ベアフット北海道
東北1位:グルージャ盛岡     東北2位:NECトーキン
関東1位:町田ゼルビア      関東2位:海上自衛隊厚木マーカス
北信越1位:ツエーゲン金沢    北信越2位:松本山雅FC
東海1位:静岡FC         東海2位:藤枝市役所
関西1位:アイン食品       関西2位:バンディオンセ加古川
中国1位:レノファ山口      中国2位:佐川急便中国
四国1位:南国高知        四国2位:カマタマーレ讃岐
九州1位:V・ファーレン長崎   九州2位:新日鐵大分

<優勝枠>9チーム
ノルブリッツ北海道・グルージャ盛岡・町田ゼルビア・ツエーゲン金沢・静岡FC・アイン食品・レノファ山口・南国高知・Vファーレン長崎
<前回決勝ラウンド地域枠>今年は3チーム(関西・中国・九州)※最大4で毎年変動する
バンディオンセ加古川・佐川急便中国・新日鐵大分

この12チームは動かず。
16−12=残りの4チームに変動の可能性がある。

●学連推薦・飛び級は無しと仮定

/////前提条件終わり/////
※ 私が全社枠の規定の「盲点」と思い違いをしていた部分は、前回エントリーの修正部分を参照してください。

<全社枠による変動>
まず前回の復習をしよう。
優勝:矢崎バレンテ  2位:カマタマーレ讃岐  3位:ルミノッソ狭山
としたとき、矢崎とカマタマーレに出場権が与えられて全社枠は2となり、残り2枠が関東2位の海自厚木マーカス、東海2位の藤枝市役所の順に決まった。

それでは、この全社上位が次のようだったらどうなるか。
【ケース1】
優勝:新日鐵大分 2位:三洋電機洲本 3位:NECトーキン

この場合、新日鐵大分は九州2位。前回決勝ラウンド地域枠から出場が決まっているので、全社優勝枠は2位の三洋電機洲本に移る。三洋電機洲本は関西リーグで2位以内にも入っていないので、全社枠での出場が決定、これが規約に書かれている「2位チーム出場権」となる。
これで出場権は13。残り3チーム。

まず最初に考慮すべき点は、もうひとつ全社枠があるかどうか。優勝の新日鐵大分は地域リーグ枠から、2位の三洋電機洲本は「2位出場権」として地域決勝に出場する権利をすでに持っている。
ここで規定(5)を見ると、「(2位チームが各地域リーグから出場権を得ている場合):3位チーム」と明記おり、よって3位のNECトーキンが地域決勝の出場権を得ることとなる。
これで残りの枠は2。

あとは、前回のエントリーと同じく関東>東海>北海道>北信越>四国>東北の順に2位チームに出場権を与えるという方式になる。
今回は前回エントリーと同じく残りが2枠なので、

関東2位の海上自衛隊厚木マーカス
東海2位の藤枝市役所

の2チームが出場権を得る。

地域2位の枠は前回エントリーと結果的に同じとなっているが、全社枠からのエントリーの違いに注目していただきたい。

【ケース2】
次は全社順位が下記のとおりとなったケースで考える。
優勝:バンディオンセ加古川  2位:南国高知  3位:ヴォルカ鹿児島

この場合、バンディオンセと南国高知はすでに地域リーグから出場が決まっていので、前述の規定により3位のヴォルカ鹿児島が地域決勝出場権を獲得する。
問題はこの後。

地域決勝の規定では全社の順位で出場権の対象とされるのは3位まで。それ以外についての言及はされていない。つまり3位決定戦での敗退チーム以下については考慮されていない→対象外ということになる。
したがって全社枠は1で終わり。すると12+1=13で残りの枠は3。

今度は、この3枠を関東>東海>北海道>北信越>四国>東北の2位チームに割り当てる。すると、

関東2位の海上自衛隊厚木マーカス
東海2位の藤枝市役所
北海道2位のベアフット北海道

が地域決勝に出場できることとなる。

【ケース3】
今度は全社が次の順位となった場合で見てみる。
優勝:レノファ山口  2位:佐川急便中国  3位:V・ファーレン長崎

上記3チームは、いずれも地域リーグから地域決勝の出場を決めている。
ケース2にも書いたとおり、全社枠の対象になるのは3位のチームまでで、3位決定戦敗退以下の言及はなく、対象外である。
3位までがすべて地域リーグ枠で埋まっているということは、「全社枠で考慮するチームがない」ということとなる。

つまり全社枠はゼロ。対象チーム無し、ということで全社枠は終了。

こうなると、残りの16−12=残り4枠が、まるまる関東>東海>北海道>北信越>四国>東北の2位チームに割り振られる。
割り当てをしてみると、

関東2位の海上自衛隊厚木マーカス
東海2位の藤枝市役所
北海道2位のベアフット北海道
北信越2位の松本山雅FC

が地域決勝進出となる。


以上が全社による変動の例である。

「決勝ラウンド枠地域以外の2位チームは、全社が終わるまで地域決勝に出られるか否かがわからない」

というのが重要な点かな。


しかし、学連推薦・飛び級がこれまでもかなりレアケースだったということを踏まえると、事実上関東に1.7、東海にも1.5枠くらいあるような気がするのが正直な感想ではある。
posted by SUN'S SON at 15:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

地域決勝出場チーム算出シミュレーション【修正版】


※一部修正しています。

地域決勝のレギュレーションが出たことをリンク先の吉田鋳造さんから教えてもらって、吉田鋳造総合研究所に行ったら、解説がされていた。

それをもとに僕なりにケーススタディを。とても全てを網羅することはできないが、ありがちなケースをシミュレーションしてみたい。
地域決勝出場チームの予想に役立てていただければ幸いだ。

※辞退はなしと仮定。

前提条件として、今年の順位が仮に次のようだったとする。

北海道1位:ノルブリッツ北海道  北海道2位:ベアフット北海道
東北1位:グルージャ盛岡     東北2位:NECトーキン
関東1位:町田ゼルビア      関東2位:海上自衛隊厚木マーカス
北信越1位:ツエーゲン金沢    北信越2位:松本山雅FC
東海1位:静岡FC         東海2位:藤枝市役所
関西1位:アイン食品       関西2位:バンディオンセ加古川
中国1位:レノファ山口      中国2位:佐川急便中国
四国1位:南国高知        四国2位:カマタマーレ讃岐
九州1位:V・ファーレン長崎   九州2位:新日鐵大分

地域リーグ上位枠の出場チームは以下の通り。

<優勝枠>9チーム
ノルブリッツ北海道・グルージャ盛岡・町田ゼルビア・ツエーゲン金沢・静岡FC・アイン食品・レノファ山口・南国高知・Vファーレン長崎
<前回決勝ラウンド枠>今年は3チーム(関西・中国・九州)※最大4で毎年変動する
バンディオンセ加古川・佐川急便中国・新日鐵大分

この12チームは不動。
問題は16−12=残りの4チーム。

学連推薦・飛び級は、今までもかなりのレアケースなので、ないことを基本に考える。

全社(全国社会人サッカー選手権)の結果が以下のとおりとする。
優勝:矢崎バレンテ  2位:カマタマーレ讃岐  3位:ルミノッソ狭山

矢崎は文句なしに地域決勝出場権確保。これで残り3。

概要の「参加チーム数およびその数」の(5)−1.で、全社優勝枠までで16チームに満たなかった場合の対象チームに、「各地域リーグから出場権を得ていない2位チーム」とある。この「2位」とはこの項から言って全社の2位のこと。地域リーグの2位と混ぜると文脈がわからなくなるので他に考えられない。
全社の2位はカマタマーレ讃岐。四国は2位の出場権を持っていないので、カマタマーレが第2の全社枠で出ることになる。つまり全社枠は最大2。

【修正部分はじめ】
----------
「最大2」と書いたのは、枠が0〜1になる可能性も十分ありうるから。
具体的には「全社3位以内に、すでに地域リーグからの出場権を得ているチームが2チーム以上含まれる場合」。
極端な場合、全社1〜3位までがすべて地域リーグからの出場権を持っている場合は、枠は0となる。
----------
【修正部分終わり】

話を元に戻すと、残りの枠は2。これをどうするか。
これが概要の「参加チーム数およびその数」の(5)−2.」に書いてある。平たく言うと、前回決勝ラウンド枠の地域を除いた地域で、各地域の全社連登録数の多い地域から順にリーグ2位に割り当てていくということになる。
その順番も決まっていて、今年は
関東>東海>北海道>北信越>四国>東北
の順番。

とすると、残り2つを当てはめると、

関東2位の海上自衛隊厚木マーカス
東海2位の藤枝市役所

が残り2枠で地域決勝出場。

こうなると、学連推薦と飛び級がなければ、事実上関東と東海は2枠ということか。

ここでは前提条件として辞退はなしとしたが、前述の吉田鋳造総合研究所によると今年からは辞退OKとのことなので、なおさらややこしい。

posted by SUN'S SON at 01:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月20日

信頼と依存

3点目を取った後に、「勝ったな」と思った。
点差以外の面で、「今日はもらった」と確信した。

大谷のゴールのあとのキックオフの直前、ヴェルディの土屋とディエゴが何か言い争っていた。ディエゴの声はスタンドまで聞こえ、「ダメだこりゃ」とばかりに両手を広げていた。
GK土肥も、ゴールキックのときに、指示の中に感情的な声が混じり怒鳴っていた。
(上記3人が皆レイソルOBだということとは無関係だと思いたい)

選手間の信頼関係がないヴェルディに、意思統一の明確な今日のレイソルから3点取る力はないと思った。


今日のレイソルは素晴らしかった。中でもアレックス。攻撃のアクセントにも起点にもなりアシスト・ゴールと、今日のMVPと言っていい。
ちなみに、「なんで今まで使わなかったの?」とよく言われるが、復帰直後にまた軽い怪我をしたと聞いている。


今日の結果を見て、「茂原じゃなかったから勝った」と言う人も多いかと思う。けれど僕はそれには異を唱える。

シゲの技術の高さは語るまでもない。開幕戦で非常に驚いた記憶がある。代表候補に選ばれたことからもそれは裏付けられる。
ではなぜ「茂原だと…」と言われてしまうのか?
それは上に書いた「信頼」という言葉に関係する。

(シゲの名誉のために前置きするが、彼が信頼されていないということではない)

レイソルはみんな仲がいいとよく言われる。仲がいいのは信頼関係が強固になることにつながる。
だから意思統一がしやすいという利点がある。

そして、今日のように「プレスをかける原点に」という明確な意思統一を持ったときには、その方針の上で仲間を信頼し、能動的に動ける。
しかし、対戦相手との関係などで、その意思統一に則ってサッカーができないとき、仲間を「信頼」するのではなく「頼って・依存して」しまい、仲間がボールを出してくれるのを待つというような受動的な動きになる。

受動的な動きではやはり勝てない。

たまたま茂原が左サイドで出た時期と、「受動的な時期」が重なったために、実のスピードと比べて「相手に寄せられてしまう」と見えたと思っている。

もとよりシゲは実のようなスピードを求められているのではなく、ボールを落ちつかせて攻撃のリズムをコントロールすることを期待されていると思う。本来トップ下で使うのが理想的だが、それでは中盤がダイヤモンド型になり、太田の位置が下がって彼のスピードが活きないということで左で使っているのだと思う。また、そうすることによって右はスピード・左はボールを散らして攻撃に厚みを持たせるという違った役割を両サイドに持たせることができる。

今日のような明確かつ相手によってブレない強い意思統一の上に臨めば、メンバーが変わっても変わらぬクオリティのサッカーができるはずだ。
信頼関係の強固なレイソルならば、それは難しいことではない。


とにかく、今日の大勝でチームのやり方もブレがなくなってくると思う。今後どのような布陣を組むか…それは石さんの頭の中にのみあるのだろう。

posted by SUN'S SON at 00:53| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月17日

特にないです

某代表選手を思い出した人、申し訳ありません(笑)。


昨日の試合は見てない。
見てない以上は語れない。

J.B.アンテナに登録されている皆さんのブログを読むくらいしか情報がありません。
とはいえスコアからもブログの内容からも、ふがいない試合だったことはなんとなくわかる。



さて、この期に及んでどうするか。われわれはどうすべきなのか。
僕が出した結論は…



平静でいよう。

つまりタイトルのとおり。



別に他の方々の考えを否定するわけじゃないんです。
まあでもこれが一番かな、と。


それはやっぱり、今のレイソルにはクラブに対する不信が一切ないからじゃないかな。

残留争いをしていた時期はもちろん、黄金期と言われた時期にも、クラブへの信頼と言う意味では今から比べるべくもない。




そりゃしんどいよ、2年目だもの。去年は脇目も振らず突き進めたけど、今年は相手だって最初から研究してるんだから、去年みたいに勝てないのは当然と言えば当然。
それでも選手達が自ら考えた勝ち点55の目標は信じて疑わない。


産みの苦しみという言葉がある。
去年は開幕ダッシュができたから、終盤にそれが来たのかもしれない。
今年は今まさに、それを味わっている。


ニカノール時代の96年、、野戦病院と監督自ら言う中で12連勝。
2000年、最終節で鹿島に引き分けステージ制覇を逃したときは、そこまで8連勝。
今年もこれからいいことが待っていると確信する。


勝ち点だけ見れば、今のチーム状態はよくないように見える。
でも、2006年から今まで、クラブ・サポーターがこれほど一体となっている時期というのはかつてない。



勝つ時期が前か後かの違いだけだ。



だから僕は、平静を保つ。サポーターが普段どおり平常心でいれば、選手もスタッフもフロントも、気負うことなく自身の仕事に打ち込める。
今はそうしてあげるのが一番と思っている。

もちろんスタジアムでは声の限り応援する。



今勝てない分、後に勝つ。そのときが来ることに一点の疑いもない。疑いようがない。



お楽しみは、これからだ。
posted by SUN'S SON at 12:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月15日

レイソルサポにこそ読んでほしい「股旅フットボール」

matatabi.jpg


かねてより紹介中の宇都宮徹壱氏の著「股旅フットボール」が発売ということで、書評らしきものを書いてみたい。
僕はこの本を、レイソルサポやその他Jクラブのサポにこそ読んでいただきたい。それには理由がある。


Jリーグは「百年構想」を打ち出している。そしてレイソルは、J1というトップリーグ、つまり百年構想の中心、ひいては日本サッカー界の中心にいる。
つまりは百年構想を実現する先陣を切っていると言っていい。
しかしその1にいるのはJ1・J2あわせて33。おそらく日本サッカー全体の1%にも満たないかもしれない。

つまり、Jリーグというのは日本サッカー界の本当に頂点の僅か。


先輩風を吹かせるわけじゃないけど、僕がレイソルと初めて出会ったのはJリーグ以前、JFLに所属しているときだった。そのせいもあって、今でもJリーグ以下の下部リーグの同行にも注目している。
あのJFL時代を経験した方ならわかると思うが、Jリーグとそれ以下のリーグではあらゆる面で天と地ほどの違いがある。知名度、メディアでの扱い、行政の強力、スポンサー…。2006年のJ2の比ではない。

そんな中、日本国内のあちこちで「わが町にJクラブを」というムーブメントが起こっている。その主役となっているのは全国9地域リーグ、J1から数えて4部のチーム。
そこに宇都宮氏が現場から斬り込んでいくわけである。


4部のクラブを待っているのは、厳しい現実。
ネタバレとなってしまうために多くは語らないが、全国への挑戦権を得る大会に「仕事」で来られないなどという、Jのサポーターから見たら信じられないことがあったりする。

しかし本書はそういった厳しさのみを書いているのではない。そうした厳しい環境の中にも選手・スタッフ・フロントと立場は違えど「サッカー人」である人たちがみんなでクラブを支えて、上を目指して突き進む姿があり、それは僕たちJのサポが忘れていたものを思い出させてくれるような、読んでいてそんな気にさせてくれる。


そして僕がよくここに書き込んでいる、全国に打って出ようとする4部チームの最大の関門、全国地域リーグ決勝大会。本書でも余すところなく書かれている。「人生を懸けた戦い」として。

この大会および4部のチームが全国に出て行くにあたっての問題点については、僕と宇都宮氏では多少意見の違いはあるのだが、4部から3部、つまり地域リーグからJFLという全国リーグに羽ばたくための関門が、日本のカテゴリーの中で最も厳しいことについては論を俟たない。

本書では去年および一昨年の大会について書かれている。池元についての記述があるので、そういう意味でも注目していただきたい。
また、古参サポの方には懐かしい、選手時代にはレイソルの昇格に大きな足跡を残した戸塚監督についてもページを割いている。



僕がこの書をレイソルサポ・Jサポにこそ読んでほしい理由は2つある。

ひとつは、「Jのみで日本サッカーを語ることなかれ」。
Jリーグは確かに日本サッカーの中心であり、日本サッカーはJリーグを中心に回っている。
しかし冒頭に書いたとおり、Jリーグはごくわずかの頂点であり、そこだけ見ていても日本サッカーのごくごく一部を垣間見るだけである。

宇都宮氏はこの本を著すに当たり、ひとつの仮説を立てた。それもネタバレとなってしまうために詳しくは触れないが、この書は日本サッカーの「今」の姿を色濃くあぶり出しており、その仮説は実に正しかったことが証明されている。


もうひとつの理由は、僕たちが持っている柏の色、一心同体や柏バカ一代と同じものを、全国の人々が持っていることを知ってほしいからだ。

日立台が醸し出す昭和の色、ゲーフラのセンス、そしてレイソルの選手には力を、敵には脅威を与える「一心同体」。これらは僕たち柏レイソルのサポーターが育ててきた「柏の文化」だ。とかく首都圏と一括りにされてしまうが、ここには厳然とした「柏の文化」があり、それは全国に向けて発信されている。

全国の4部クラブのサポーターも、そういう文化を持っている。そして全国のあちこちからそれを発している。
そこには今までの日本の姿である「中央から地方へ」ではなく、「地方からの発信」という新しい文化の形が産声をあげており、そのよりどころとしてクラブがある。
それはJであれ地域リーグであれ同じことだ。

つまり僕らが日立台から全国に「柏バカ一代」を発信するように、地域リーグのサポーターも自分たちの町を発信しているのだ。そしてそれを全国に広げるために、Jリーグという舞台を目指している。

自分たちの文化を全国に発信したいという点では、Jも4部も同じだ。それを知ってほしい。カテゴリーに関係なく、自分たちを全国に発信したいひとが全国各地にいることを。
「股旅フットボール」にはそれが余すところなく書いてある。


百年構想の話に戻そう。「スポーツで、もっと、幸せな国へ」「あなたの町にもJリーグがある」という百年構想のキャッチコピーは、「地方の時代・地方の充実・地方からの文化発信」という言葉にも言い換えることができると思う。Jリーグのクラブは、程度の差こそあれ、それが何らかの形で実現する途上にあると思う。

しかし今、もしくはこれからJを目指すクラブはどうか。前述の地域リーグ決勝大会の狭き門も手伝って、Jはおろか全国に出ることもままならないところは数多くある。そして、地域リーグでくすぶっているうちに経営が行き詰るクラブもまた枚挙に暇がない。

本書には「地域リーグから見たJリーグ『百年構想』の光と影」というサブタイトルついている。Jクラブを「光」とするならば、地域リーグは「影」の部分が大きいだろう。
表紙カバーの写真は、JFL昇格の夢を絶たれて泣いている地域リーグの選手だ。このような多くの涙の上にJリーグと「百年構想」があるのが現状の日本サッカー界である。


ぜひレイソルサポ・Jクラブのサポに読んでほしい。そして日本のサッカー界の今後に思いをはせていただきたく思う。


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股旅フットボール
地域リーグから見たJリーグ「百年構想」の光と影

宇都宮徹壱・著/東邦出版社
定価(本体1,429円+税)

【目次】

いざ「百年構想」の最前線へ――/「股旅フットボール」著者による前口上

vol.01 イーハトーヴにJクラブを/グルージャ盛岡
vol.02 夢、すなわち目標/V・ファーレン長崎
vol.03「夢見る時代」の終わりに/ファジアーノ岡山FC
vol.04 加賀百万石のリアル「サカつく」/ツエーゲン金沢
vol.05 瀬戸の海を越えて/カマタマーレ讃岐
vol.06 凛としたクラブを目指して/FC岐阜
vol.07「人生を懸けた」アマチュアの大会/第30回全国地域リーグ決勝大会
vol.08 群雄割拠の湖国を行く/FC Mi-O びわこ Kusatsu
vol.09 変わりゆく風景の中で/FC町田ゼルビア
vol.10 北の大地で種蒔く人々/ノルブリッツ北海道FC&とかちフェアスカイ ジェネシス
vol.11「全社」という名のバトル・ロワイヤル/第43回全国社会人サッカー選手権大会
vol.12「J」の付く場所を求めて/第31回全国地域リーグ決勝大会

「謀反の物語」/「股旅フットボール」あとがきに代えて
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2008年04月13日

次郎の転機

ゆうべ次郎眠れたかなあ・・・と心配になった。

二枚目のイエローは、流れをつかみつつあるレイソルにとってあまりにも痛かった。オフィシャルの実況では「相手に押されて手で触ってしまった」とあるが、中継を見れば明らかに故意。

なぜ、あの場面で手を伸ばす必要があったのか。

祐三のときは「気にしないで切り替え」と書いたが、今回の次郎には猛省を促したい。

後半の立ち上がりからのレイソルには安定感があった。テレビの画面からも点が取られる気がしなかった。
それだけに、あの退場は悔やまれる。


しかし猛省を促すのも、次郎が高いポテンシャルを持っているからこそ。

巌のいない中、本職のCBからボランチを任されてもしっかりゲームを作れる能力と効果的な攻撃参加。2006年にも見ているが、やっぱり次郎の能力は高い。

今回の退場と敗戦で、ある意味「怖さ」を知ったことと思う。しかしそれは、次郎のサッカー人生に結果的にはプラスに働くと思う。

優れたプレイヤーが一つ一つのプレーの意味を考えて動くようになったとき、それは更なる飛躍のステップになる。
一挙手一投足に責任を持てるプレイヤーに次郎はなれると思う。

だから鎌田次郎というプレイヤーにとって、今回の退場は現時点では大きなマイナスだが、彼のサッカー人生をトータルで見ればプラスになっていく大きな転機になると思う。

次々節にはさらにクレバーになった次郎を見ることができるだろう。

待ってるぞ。
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2008年04月11日

ドイツW杯の思い出 その2

matatabi.jpg
(発売秒読みです)

1月末にチケットの抽選が行われ、メールにて結果が通知されてきた。

当選したのは、
・6/19(月):サウジアラビア×ウクライナ(ハンブルク)
・6/21(水):イラン×アンゴラ(ライプチヒ)
・6/22(木):ガーナ×USA(ニュルンベルク)
・6/23(金):ウクライナ×チュニジア(ベルリン)

予想通りブラジル×オーストラリアは外れました。とはいえ勝率は4/6=66.7%だから、なかなかの高率だ。
しかし6/20(火)のコスタリカ×ポーランド(ハノーバー)がはずれたのは意外だった。ドイツの裏だし、組み合わせも地味だし、いけると思ったんだけどなぁ…。

ちなみに席は全部カテゴリー1。カネかけました。

さて、6月は会社の夏休みの対象期間に入っていないので、有給を取らねばならない。5日間の連続休暇なので、とにかく早めに根回しをすることにした。当選通知が来てすぐ上司に報告し、懇願した。
上司は「しょうがねぇなぁ」という感じで、「まあ…年休使っていくしかないんじゃないの」と一言。これで言質が取れた。

ここでこの旅の方針だが、
・ 拠点はハンブルク。移動はベルリンの方が楽だが、当時ドイツ3部のFCザンクト・パウリのホームタウンということで、初心貫徹とした。
・ 移動は基本的にICE(ドイツの超特急)
・ ニュルンベルクのときは試合後ハンブルクに戻れないので、別に宿をとる。

飛行機と宿はネット予約で取れた。
(6/17(土)発)成田−パリ−ハンブルク(6/17(土)着)
(6/24(土)発)ハンブルク−パリ−成田(6/25(日)着)

国内の鉄道は、旅行会社でジャーマンレイルパスというのを買った。これでICEを含むドイツの鉄道が乗り放題となる。


さて、なぜチケットの当選が決まらないと宿がとれないのか?
それは、W杯期間は「とりあえず押さえておく」というのができないからだ。この期間は宿代が高騰するほか、押さえたら最後、キャンセル料が100%かかる。これは世界中から人が集まる超売り手市場だからできるわけ。

英語の会話能力のない僕は、ネット予約に頼るしかない。ネット予約にはクレジットカードが必要。ということはキャンセルしたらそのカードからキャンセル料を確実に徴収されてしまうということになる。

僕のように拠点が決まっていても、試合のスケジュールによっては別のところに泊まったり、荷物をまとめて移動しなければならなくなることもある。だからすべての試合が判明して行程を決めないと、宿代がムダになる可能性が大きい。


すべての行程が決まり、最後にConditional Ticketというのを申し込んだ。要するにキャンセル待ちだ。だめもとということで、18日のブラジル×オーストラリアではなく、同日の日本×クロアチアを申し込んだ。
posted by SUN'S SON at 16:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 連載 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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